突然ですがヤギです。

ヤギに見えなくてもヤギです。

誰が何と言おうとヤギはヤギです。

ヤギは英語でゴートと言います。

だから「Oh My Goat !」(Oh my God !)「オーマイゴー！」なのです。

背中が平らチェアやテーブルの代わりにもなります。

顔に目も鼻も口もありません。

気になる方は、空想していただければと思います。

尚、言葉は「オーマイゴー！」としか発することができません。

心の耳を澄まさなければ聞こえません。

僕達は、ヤギ語で会話し「オーマイゴー！」と返されて会話が成立します。

ヤギ語・・・・５段活用（未然、連用、終止、連帯，仮定、命令）ではなく、一応上一段活用になります。

未然形の「ヤギる」が「ヤギない」になるからです。（こじつけなので本気にしないよう注意しましょう。なぜならばヤギるという動詞が実際に存在するのかという問題だからです）

凡例・・・ヤギない、ヤギろう（未然）ヤギます（連用）（変換間違えてヤギ増すとなると全く違う意味になりますので注意しましょう。）ヤギる（終止）ヤギるとき（連体）ヤギれば（仮定）（知識、仮定のヤギればは、もし、ですが、ヤギれば「ヤギっちゃえば、ヤギればよかったのに」は、日本的な曖昧さがあり、促す意味があります。「もっとヤギろうぜ」も同様でヤギ語の奥深さを感じるところです。）ヤギれ（命令）です。

これをマスターすれば、実用ヤギ語検定（通称ヤギ検）１級まちがいなしです。

 

そんなヤギとちょこっと下北散歩（シモサン）してみました。

ダメだって

そこは井の頭線の線路でヤギれないって

オーマイゴー！

ちゃんとくぐって渡ろうね

オーマイゴー？

踏切は警報機が鳴ったらヤギっちゃダメだって！電車にヤギられちゃうぞ！

オーマイゴー！　オーマイゴー！

ヤギ入り禁止ってあるでしょ！

オーマイゴー・・・・・・・・・。

今日は、電車乗らないって

オーマイゴー！

だから、切符もいらないってヤギ！

あんまりヤギってばかりだとロッカーに入れちゃうよ！

・・・・・

オーマイゴー！

シモキタ・エキウエと言えばCafe NOCEでしょ！

「スミマセン、ヤギが食べられるものありますか？」

「パニーニのお店なのでヤギにはムリかも」ですって・・・・。

訪問記念に

オーマイゴー！

「なんでオーマイゴー！なんですか？」

「スミマセン、このヤギオーマイゴーとしかヤギれないんです。

「ゴーは、もちろんGoatのことですけど。」

「あのー、これってヤギに見えないとき、どうすればいいんですか？」

「えーと、おもいっきりヤギるしかないです」

落胆のヤギ・・・・店を出る

そんな時は、下北沢駅を見下ろせばいいヤギ

世界に一つだけのヤギ！

ヤギの中で誰が一番だなんて争うこともしない、小さいヤギや大きなヤギ、一つとして同じヤギはないから、NO1にならなくていい、もともと特別なONLYヤギ！

オーマイゴー！

よし、ヤギの未来がひらけてる！

２８

それ、そんなに気に入ったの？それとも疲れた？

オーマイゴー・・・・

少し休む？

オーマイゴー！

そんなに急いで

どうする？

あのね、ヤギはどうやっても自転車になれないって知ってた？

オーマイゴー？

のはら内放牧禁止だって、

オーマイゴー！

駆け上がる

ヤギ

追いつけない僕

叫ぶヤギ

オーマイゴー！

瞬間、バランス崩して落ちるヤギ

オ、オーマイゴー・・・・。

今助けに行くからと意識が飛んだヤギを抱える僕

気を取り直してと・・・・ここは、有名なモフモフ公園

元気出た？

行くんだヤギ！立つんだヤギ！今ヤギらなくていつヤギる！今だ！

オーマイゴー！

ヤギのランチタイム

少し休もうか？

座りが悪いので

もう少し長いソファーで眠るヤギ

寝返り打って転がるヤギ

オーマイゴー！

あのね、ヤギは絶対飛べないって！

気持ちはわかる

本当に飛びたいならば、僕がヤギをここから落とせばいい、飛べるならそのままどこかのヤギになればいい、それとも地上に落ちてヤギの原型がわからないほどのヤギになるか。

悩めるヤギは、シモキタの中心で世界を叫ぶ

オーマイゴー！

スミマセン、映画見たいヤギがいるんですけど、ヤギ同伴のチケットってあります？

ヤギはムリです・・・・と

泣きながらエスカレーターを駆け上がるヤギ

ヤギをひとりにしてはいけない

ヤギの気持ちなど誰にもわからない

商店街で買い物？

ヤギにはムリ

オーマイゴー！

ここもずいぶん変わった・・・・まるでヤギのように

ヤギのレクイエム

オーマイゴー！

叫ぶヤギ

転がって

頭打って

また歩き出して

オーマイゴー！

さて、トリはここでしょ！

オーマイゴー！オーマイゴー！オーマイゴー！

さて行きましょうか。でもね最後に合わせたい人がいる・・・・

「あんた、また来たの？私ね・・・・ただ暑いのよ」

「あのー、白くて涼しげですが」

「色なんか関係ないでしょ・・・ただ暑いのよ、ここで一日いるわけ、そして誰も私を救ってくれる人などいない、・・・・・No One Rescue To Me」

「なんでそこだけ英語なんですか？」

「どうでもいいじゃない！ただ暑いのよ、どうにかしてよ！あんたになにができるっていうの！

「それならヤギはどうですか？今あなた、ヤギろうと思っていたヤギ？」

「あんた、頭いかれてるね」

「いや、少しヤギ語を話しただけです、お許しを」

オーマイゴー！

「なんなの？」

「このヤギは、オーマイゴーですべてを表現するんです。そこで僕は、このヤギとの意思疎通をはかるためにヤギ語を使うんです」

「ところでこのヤギってクロヤギなの、それともシロヤギなの、はっきりしなさいよ」

「このヤギは、シロヤギとクロヤギの間に存在する曖昧なグレーのヤギで、シロクロはっきりさせないとても重要な役割を果たすヤギなんです。」

「ねー、シロヤギさんってお手紙書いたじゃない、クロヤギさん読まずに食べたわけ、そしてシロヤギさんにその内容を知るため返事書いたわけ、そしたらシロヤギさんもその手紙読まずに食べたわけ、そしてまた内容知るためにクロヤギさんに・・・ってこれ終わりのない無限ループなわけ、これって手紙書いたシロヤギさんが罪なの？それとも最初に食べたクロヤギさんが罪なの？教えてよ、シロクロはっきりさせないグレーのヤギ！あたしね、本当はシロヤギに責任があると思うのね、だってクロヤギさん多分食べるの知っていたはず、そしてクロヤギさんの手紙を食べなければ無限ループに落ちなかったわけね、これはシロヤギさんの中に存在する邪悪な意識とクロヤギさんを落としたい必然から派生するシロヤギさんの無意識下だけに存在する劣等感がシロヤギさんの記憶の中に混在し意思と意識のの間をする抜ける無意識の行動と衝動の仮想現実下で○Ⅹ△◇□・・・・。

「スミマセン！理解しました！」

「うっそー、！私まだ重要なところ何も言っていないのに」

「ところであなたって・・・OH MY GOTなんですか？GOとTの間にAを挟むとOH MY GOATになるんですけど・・・」

OH MY GOAT !

「なによ、グレーのヤギ、OH MY GOT1なの！」

「今こそ、あなたヤギるべきです。」

OH MY GOAT!

OH MY GOT!

OH MY GOAT!

OH MY GOT!

OH MY GOAT!

OH MY GOT!

∞

ヤギの意識が飛んでしまいました。

 

エンドロールいきます。

スピッツのメロディで、それでは「ヤギー！」

ヤギはわすれない

急な階段を行く

たてに走る坂道と

坂をのぼる灰色ヤギ

二度と忘れない

あしふみはずし

転げた日

きっと想像以上に

激しい痛みがヤギを待ってる

ヤギしてるの響きだけで

強くなれる気がしたよ

ささやかなくすりさえも

つけられるすべもない

こぼれそうな思い

汚れそうな手で書き上げた

あの手紙はすぐにでも食べてほしいといったのに

少しだけ痛い

冷たい水で冷やしても

今、せかされるように

飛ばされるように

時が過ぎてく

ヤギしてるの響きだけで強くなれる気がしたよ

いつかこの場所でヤギと巡り合いたい

 

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