中目黒祐二ブログあらたに始めます。
このたび、バイヤーズブログとは別に、僕自身のページを担当させていただくことになりました。
バイヤー歴18年・・・いろいろなことがありました。
仕事とは言え、海外ヨーロッパを中心に20カ国以上、歴訪させていただきました。
振り返れば、1年のうち4ヶ月くらいイタリアにいたこともありました。
そこで触れた文化、食事やワインは一生僕の宝物です。
過去、僕のブログを見ると「顔から火が出るくらい恥ずかしい文章」から「ここまで言っていいの」と言うほど社会に対して際どい文章もありました。
その後、バイヤーズブログは「問題があるので商品に限ったもの以外書くな」と会社から命令され、商品に限定したものだけを書いていました。
今回突然、上司から「莫大な費用をかけて海外に渡航させてやった」のだから、その経験をもとに「何か面白いブログをたちあげろ」との指令に始めることになってしまいました。
正直、あまり気乗りしません。
ブログ・・・はっきりいって面倒くさいです。
話題見つけて、画像集めて・・苦労して時間かけて文章書いて・・・とアップする前に上司に提出して「つまらん」で終わり・・・なんだったんだこの苦労・・・だからです。
「そもそもあなたが求める面白いブログなんか書けません」を飲み込んで、「つまらん」のありがたいお言葉を糧に書き直しです。
売れる商品以外に、面白いブログですか・・・と愚痴はやめて・・・・とりあえず前向きにと。
さて面白いブログですかぁ・・・でまずバナーの画像からです。
この楽器、エレクトリックベースと言います。
弦の数は、4本です。
他に5本や6本もありますが、どれが偉いということはありません。
弾きこなすことです。
僕は、この業界に入る前にこの道を目指していましたが、世の中そんな甘いものではありませんでした。
挫折の後、しばらく楽器を触ることも見ることもできませんでした。
それから何年後か忘れましたが、錆びた弦を交換し、反ったネックを調整し(弦を張りっぱなしにしておいたり、長年手入れしないでいたりするとネックが反ってしまうため)
再び趣味として始めました。
このベースは、その当時からの楽器でフェンダーUSA、79年製のものです。
ボディはアッシュ天然木無垢で、指板はローズです。
ブリッジは、「バダス2」に変えてあります。
画像では、スラッピング(昔チョッパー)で弾いています。
現在、8本所有の1本です。
ちなみに他に、フェンダー72年フレットレス、78年スティングレイ、シェクター5弦フレットレス、などなどですがこのベースとシェクターが「ヘビロテ」になっています。
次の画像は、びっくりの海の画像です。
僕の後姿です。
正面は自信がないのでご容赦ということで。
サイズは、アタマです。
サイズが大きければ偉いということはありません。
のり物も関係ありません。
人に迷惑をかけず、自分が楽しければそれが一番素敵なことです。
このときのコンディションは、サイドオンやや強、ダンパーにたまに切れたものありでした。
ウエットは、ロンスプのオーダーメードです。
ちょうど台風のうねりが入り、まずまずのコンディションで満足でした。
この後、近くのピッツェリアでピッツァをいただきました。
次の画像は、下北沢の東洋百貨店前でベースを弾かされております。
「恥ずかしい」ですが、面白いブログのため、仕方ありません。
次の画像は、下北沢にあるワインバーで、グラスの白ワインを夕暮れに捧げています。
ブドウの品種は、ロエロ・アルネイス、僕の好きなイタリアの白ワイン品種のひとつです。
イタリア北部にあるワイン産地ピエモンテ州にあるロエロ地方でアルネイス種というブドウでつくられたものです。
ワインは、詳しい人が偉いというものではありません。
一緒に飲む仲間と楽しむツールになれば最高なだけです。
僕が、よく行っていたイタリアの地方は北イタリアでももう少し東側で、ベネッチアの北でした。
ワインで言えば、フリウリと呼ばれるワインの一大産地です。
ベネッチアの空港に僕を迎えに来るイタリアの家具メーカーの車(マセッラティ)でアウトストラーダ(イタリアの高速道路)を時速180kmで30分走っても両側がブドウ畑でした。
フリウリ地方の白ワイン品種の代表は、フリウラーノ、ピノグリ、ピノビアンコ、シャルドネなどが多く栽培されています。
この地方は、オーストリアやスロベニアに近いため白ワインに特化しています。
イタリアで白ワインの聖地とも呼ばれているのです。
発泡性ワイン(スパークリングワイン)のプロセッコ、白ワインベースのグラッパも有名です。
グラッパは、白ワインを蒸留して作るこの地方独特のブランデーで、アルコール度数は42度ほどあり、生で飲むと強烈です。
食後のエスプレッソに入れて飲むことがイタリア流です。
この地方で独自の白ワイン品種リボラ・ジャッラは、トカイ・フリウラーノとともにフリウリ地方ならでは品種で、ハーブや花の香りでアルネイスとは違ったアロマがあります。
そしてこの地方の赤ワインの代表品種は、レフォスコ、カベルネフラン、メルローなどですが、どれも少し酸味があり、フランスのものに比べるとボディが薄めです。
その昔、三軒茶屋にある有名イタリアン(今はオーナーシェフが変わっています)でフリウリの赤ワイン土着品種ピニョーロがあり、これを知っているだけで「ワイン通」をきどって「いい気」になっていることがありました。
もちろん食後は、グラッパで・・・1本あけることもありました。
うーんピニョーロです・・・・フリウリのコリオ(ワイン畑の丘)の上にあるリストランテでイタリアンアルプスが夕暮れでオレンジ色に染まるころ(サマータイムなので午後10時くらい)メインディッシュのフレッシュターキーの白ワイン煮込みボコチーノとピニョーロのグラスをかたむけて・・・。
濃いルビーレッドにラズベリーとプラム(甘い梅酒のような)の味わい、深いタンニンに新樽オークのバニラ香、白ワインで軽く煮込んだターキーはまったくクセがなく、ほおばるととろけるようで・・・窓の外にはオレンジのアルプス、思い出すだけて涙がでそうです。
あー、早く仕事終えてワイン飲みたくなってきたのでここでやめておきます。
最後にプロフの画像です。
これも下北沢駅横で弾かされております。
僕は、決してこのようなことがする事が好きな人間ではありません。
ブログのため「つまらん」と言われないように必死にやっているだけです。
プロフの文書だけ、僕が書いていません。
恥ずかしくて自分で書けないため、サイトの担当者がイメージで書いています。
コンセプトのページも同様です。
店舗からQ&A形式で寄せられたものの抜粋です。
まさか、このブログに使われると思いませんでした。
バイヤーなんてそんな崇高なものではありません。
商売で売れるものを開発したり、見つけたりの普通の仕事人です。
ただ、世の中を見たり感じたり、また経験が必要な職種だとは思っています。
僕も日々いろいろ感じたり体験したりと必死に生きております。
そんなことを綴るなかで、さまざまなことに関して少しでも御共有、御共感をいただければと思っております。