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中目黒祐二のブログ

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日記

広州家具見本市 1

さて何から話せばいいでしょうか・・・。

まず僕が海外に行くことが5年ぶりになることです。

コロナで海外の見本市がすべて中止になってから、再開されても「なんだかんだ」と勝手に言い訳作って「本当は面倒くさい」くせに行くのをやめていました。

前々回は「中国では現金が使えず、アリペイの登録が難しいし、アナログ人間ではパニックになる」と断り、前回は「ビザが取りにくい」と断り、とグズっているうちに「バイヤーとして様々なメーカーからのオファーで食いつなげるし、世の中オンラインだし、わざわざ見なくても画像だけの判断でもいいかも」で海外買い付けはこの先もなしでいいと思っていました。

海外渡航回数200回は超えていても「行くたびに面倒くさい」ことに変わりありません。

飛行機も面倒くさいし、全く常識の違うところで落ち着くわけありません。

そして「売れる商品を買い付けなければ」のプレッシャーはマックスです。

それでも今回はビザフリーになったこと、アリペイも日本で楽に登録できることから「いかない理由」がなくなり、「ここで行かないと本当にいかなくなってしまいそう」なので決意を固めました。(本当は2日前までグズっていましたが)

5年ぶりです。

5年です・・・・5年かぁ・・・うーーん5年・・・。

何が変わっているのか、「まー見なければわからないか」と自分に言い聞かせ当日を迎えました。

年1回開催される広州家具見本市ですが、世界の中でも最も注目されている展示会とも言える存在となっています。

それは中国が世界で一番の生産国であり、しかも広州地区(広東省)が生産量でも群を抜いて一番であるからです。

世界には、アメリカ・ハイポイント、ドイツ・ケルン、イタリア・ミラノサローネ・上海と大きな展示会がありますが、最近のヨーロッパは売買というよりデザインやインテリアのプレゼンテーションの要素が強く、実際の売買は広州、上海が中心かと思います。

5年前は売買色が強く、デザインやインテリアのクオリティはケルンやサローネとは少し離れていました。

広州はこの5年間でどのように変化したか、そして家具のトレンドはどのようになっているのか、実際見て判断しようと思います。

そしてその展示会場の大きさですが、850,000平方メートル・・・ってピンときません。

よく言われる東京ドーム何個分で言えば、ドームが47,000平方メートルなのでざっくり18個分になります。

まだ、イメージ出来ません・・・・なら東京ディズニーランドで考えるとお分かりいただけるかと思います。

はっきり言ってランドとシーを合わせて21個分にあたりますので、18個分とほぼ同じと考えても過言ではありません。

因みに、日本で1番の東京ビッグサイトがドーム2個分、レークタウン4個分、幕張イオンモール2,7個、大阪ステーションシティ2,8個分と考えれば、18個分がいかに大きいかがおわかりいただけるかと思います。

というわけでそろそろ始めさせていただきます。

5年ぶりです。(しつこいか)

その朝、5時50分

まだ明けきらない小雨交じりの下北沢から(この後雪になったそうです)

井の頭線で

渋谷から

山手線に乗り

品川で

京浜急行に乗り換え

羽田空港国際線第三ターミナル駅で降りました。

久しぶりの出発ロビーに向かいます。

コロナ以来の国際線ロビー、当時はガラガラでお店も閉まっていました。

何かものすごく人がいる感じです。

チケットは事前発行されているため、カウンターによる事はありません。

「パスポートをお願いします・・・今日はどちらまで?」のやり取りはもちろんなしです。

その瞬間に「海外に行くんだなぁ」もなく少し寂しい気もします。

そうだ!会場を回る時に持つ、もらったカタログやペン、ノートを入れるトートバッグみたいなもの忘れてました。

空港によくある旅行中の「お助けアイテム」を売る店・・・なくなっていました。

日本みやげのお店しかありません。

使えそうなのはこれだけです。

京都の舞妓さんをイメージしたアニメっぽいもの、少し気恥しいところですが「日本らしくていいかも」しかも「かなり丈夫そうでイメージに合わずいい仕事しそう」なので購入しました。

個人的にはだいぶ気に入っています。

保安検査は予想以上の混雑で時間がかかりました。

イミグレは、外国人は混雑ですが日本人はほぼウエイトなしでした。

これも円安の影響でしょうか。

5年前は、確か110円くらいでした。

36%の値上がりです。

輸入バイヤーにはキツイわけです。

中国で現金は使わないとは言え、アリペイだけでは不安なため中国元を両替してびっくり、手数料込で22円でした。

5年前は15円でした。

どうなるのでしょうか。

ゲートに向かうと本日搭乗の機材が見えてきました。

JALのボーイング787-8で少し小ぶりな感じです。

5年前に比べ、大型機の747(ジャンボ)や777などの大型秋が減った気がしました。

搭乗30分前ガラガラのゲート・・・・と思ったらすでに殆ど搭乗していました。

これも5年前にはなかったことです。

QRコードを読ませて飛行機に向かいます。

これで一旦、日本とは「Good Bye!」です。

ドアから

背に着くとすでに満席でした。

出発20分前には「すべてのお客様が搭乗いたしました」ドアが閉まりました。

えっ!20分前にドア閉まるわけ・・・・考えられません。

20分前から搭乗じゃないんですか。

これも変わったのかも、です。

 

定刻通りに飛行機は

滑走路に向かい

動き出し

垂れこめた低い雲に向け

滑走路を

加速し

舞い上がると

グレーの雲を映す東京湾が眼下に広がっていきました。