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中目黒祐二のブログ

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日記

表参道でBYO


BYOって何?・・・・あまり聞きなれない言葉です。
表参道・・・青山・・・・なんか「おしゃれ」だけど高級なイメージ・・・・バブリーでパリピでコスパ悪そう・・・ですが、たまには気張った感じで出かけるのもいいかなと。
それでもやはりコスパにこだわって、チョイスさせていただき友人と表参道へ・・・。
さてBYO,これはBring Your Ownの頭文字をとったものです。
自分のものを持ち込む・・・つまり「持ち込み可能」の意味です。
レストランで言えば、フードはあり得ないので通常ワイン持込OKと理解されています。
もちろん持ち込み料はかかります。
もともとワイン生産地であるオーストラリアから始まったと言われています。
酒類提供の許可が難しい事と、管理やサービスに手間がかかる事から、好きなワインを持ち込んでOKとなったようです。
持ち込み料は、店によってまちまちで相場のようなものはないように思います。
ここは判断になりますが、「コスパ」によるかと思います。
ただ、値段の問題だけではないのが悩ましいところです。
レストランのワインセラーでプロが管理しているものは、それなりにコストがかかっています。
またソムリエさんが悩んだときに相談にのってくれたり、ワインの雑談をしたりと、こちらの楽しいサービスも込みです。
市販プラス持ち込み料と比較すると、高く感じますが価値があるのも確かなのです。
そこで、「それならワインセラー併設で、購入価格プラスで」あればすべて解決かと思います。
と言うことで、表参道へ行くことにしました。

下北沢から5駅、10分ほどで着きます。
なんなら歩いても行けます。(30分ほどかかりますが)

地下鉄駅から地上にでると、そこは表参道でした。

青山通りです。

表参道の交差点を渡り

根津美術館方向に行き

路地を右折します。

辺りは、おしゃれです。
おしゃれすぎです。

骨董通りに出る右側の半地下に「セラーアンドグリル・ダブリュー」があります。

階段を下りるとセラーが見えます。
これだけで気分が盛り上がります。

店内は、まだ時間が早くテーブルは、人々の集いを待つばかりでした。

友人の到着後すぐにセラーに行きチョイスをしました。
ボトルにはすべて価格が付いています。
普通の市販価格で、ものによっては安いものもありました。
ここでチョイスしてソムリエさんにお願いすると、市販価格プラス900円(確か?)でフルサ-ビスでいただけます。
ただのBYOではありません。

まずは、泡から。
クレマン・ド・ブルゴーニュ、ビオディナミです。
フランスでは、発泡性ワイン(スパークリングワイン)を大きく3つに分けています。
シャンパーニュ地方で厳しい規定のもとで作られる「シャンパン」、そしてシャンパンと同じ製法(瓶内二次醗酵させる)で作られるシャンパーニュ地方以外の、国が認めた8地域で作られるクレマン、それ以外をバン・ムスーまたはペティヤンに分類されています。
もっとも、バン・ムスーは発泡性ワインの総称でシャンパンもクレマンも含まれていますが、レストランではシャンパン、クレマン、バン・ムスーに分けています。
シャンパンのことをわざわざ「バン・ムスー」とは言いません。
シャンパンと比べて絶対的にコスパが高いのが売りです。
特に、クレマン・ド・ブルゴーニュはピノノワールやシャルドネとのブレンドが多く、またビオディナミなどの製法を用いているドメーヌもあり、シャンパンに劣らないものが多くあります。

次は・・・・忘れてしまいましたが、確か南仏のブドウ品種ルーサンヌかと思います。
(たぶん違うかも)

魚(たしかクロソイ)のグリルです。
お店自慢のグリルです。

見苦しくてスミマセン・・・話ながら、ワインチョイスしながら・・・画像・・・・・・つい撮り忘れてしまい・・・。
こちらのワインはムルソーの巨匠コント・ラフォンが作るマコンヴィラージュ・シャルドネで、こちらもビオディナミ(化学的な農薬や肥料を一切使わずに栽培する農法)です。
最近、コスパの高いシャルドネといえばマコンで間違いなしです。
特にブルゴーニュのドメーヌが作るものは秀逸で、価格から考えればブルゴーニュ以上の味わいがあります。
僕も注目中のワインです。

次は、カリフォルニアの世界的ブランド「オーボン・クリマ・ニュイ・ブランシェ・シャルドネ2019」です。
オーボン・クリマは、カリフォルニアを代表するカレラと並ぶ有名な作り手で、オーナーがフランス・ブルゴーニュの名門アンリ・ジャイエ氏に師事していたことから、ブルゴーニュの「品の良さ」とカリフォルニアの「力強さ」をミックスした味わいになっています。
このワインは、オーボン・クリマのシャルドネでもランクが上のニュイ・ブランシェというシリーズです。
フランスワインの後にカリフォルニアでは、「強さ」が強調されますがこのワインは、繊細さもあり十分いけます。
このシリーズは、リリース年によって名前が変わり、今回2019年「独歩」(DOPPO)となっています。
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友人達が「肉を」と言うのでお肉のグリルをオーダーし、最後は赤ワインにしました
セラーからボルドーのお買い得を見つけてきました。
SARGET、(サルジェ)フランス・ボルドーのワインです。
なぜお買い得かと言うと、このワインはサンジュリアン地区の格付け2級シャトー、グリュオ・ラロースのセカンドラベルにあたるからです。
もちろん、格付けシャトーのものは高価です。
セカンドラベルとは、同じシャトーでも若いブドウから作るもので、味わいは引けをとらないものもあります。
特に、年数を経たものは価格を考えれば超コスパの高いワインになっています。
今回は、2013年と飲み頃でした。
ブドウは、メルロー、カベルネ・ソービニオン、カベルネ・フランなどボルドーの代表品種で作られています。
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さて、楽しいひとときは、瞬く間に過ぎ、空いたボトルが余韻になっていました。
これだけのワインをいただいて、しっかりお食事をさせていただいて1人約1万でした。
驚きのコスパです。
おしゃれなエリアにおしゃれな空間、ワイン選び、グリル・・です。
たぶん、ワインにも食事にも興味がなければ、「高」と思うでしょうが、コンサートのチケット、芝居、スポーツ観戦などがそれ以上することを考えれば決して「高」ではありません。
会費と考えればむしろ安いくらいです。
そして、あくまでもコスパです。
ただ絶対値でこの価格以上のものは、コスパがわからなくなってしまうので、かなり慎重になります。